日本人で初めてデコパージュの技法で万華鏡を作ったレジェンド
大塚　新子による、摩訶不思議な万華鏡「源氏物語シリーズ」のご案内





デコパージュとはフランスで生まれた技法で、切り絵の技法で作り上げるアート。
普通は、平面に切り絵装飾するのが常識ですが、日本人で初めてこの常識を
覆し、難しいとされる曲面にデコパージュの技法を完成させたのが、大塚さんです。
（現在もこのデコパージュの技法で万華鏡を作れる人は、大塚さんしか国内にはいません）


曲面とは、つまり万華鏡の筒（円柱形）に非常に難易度の高いデコパージュを
施しており、デコパージュをされる作家でも最も避けたくまた、難しいとされる点が
二つあります。


それは、一つは透明コーテイングの際に気泡が入りやすい。
もう一つは、クラック（ヒビ）が入りやすいとう二点が非常に難易度が高く、
平面でしたら問題なくとも局面に施すのはさらに難しいテクニックと言われております。


大塚さんは、この非常に難しい問題を見事にクリアし、本場フランスでもなかなか
お目にかかれない、局面にデコパージュをしかも、万華鏡で実現しました。


切り絵を貼り、埃のない密閉空間で透明コーテイングを施し、一週間寝かせて
また透明コーテイングをし、この作業を３週間かけてやっと一本ができるという
非常に神経を尖らせて実現できている万華鏡です。


非常に神経を使う、デコパージュ技法を持ち合わせているので、ミラーのカットと
合わせに至るまでは何の問題も無く、鮮やかでキレの良い映像美が特徴でまた、
人と同じことをしたくないという理由で、これまでに万華鏡としても難易度の高い万華鏡を
数多く発表し、名古屋や関西を中心にコアなファンが多く、知る人ぞ知る万華鏡。


それが、大塚さんの作り出す独特な世界観です。





今回ご紹介させていただく作品は人気の柄「源氏物語」シリーズで、筒の内側と外側で
源氏物語をデザインしておりますので、国内はおろかヨーロッパの方々からもご注文があるほど、
人気の柄となっております。


内部映像はレクタンギュラ―ミラーシステムで四角い空間。
しかも空間全体に広がる世界にしておりますので、ご紹介させていただく内部画像は
見える範囲のほんの一部ですが、実際は覗いた途端に一気にこの摩訶不思議な四角い世界に
引き込まれてしまう、魅力がぎっしりと詰まっております。


オイルタイプで、絶妙なオイル濃度により、縦から横、横から縦へと美しく色調が変化してくれます。
万華鏡ではとてもレアなレクタンギュラ―ミラーシステムですので、人とはちょっと
違った独創性ある万華鏡がお好きな方に、特にお薦めできるレア万華鏡です。