第３回　万華鏡全国公募展
ハンディ部門　特別賞　受賞作家
舘川　瑞江さんによる人気シリーズ「ミナレットⅠ（ブルー）」のご案内







徹底した仕上げの美しさと確かな技術。　着眼点の素晴らしさと色彩のセンスの
高さが認められ、全国応募の中でも応募率の高いハンディ部門で見事に特別賞を
受賞された舘川さんの人気シリーズ「ミナレット」からミニサイズが鎌倉ヴィヴァンに初登場です。


「ミナレットⅠ（ブルー）」
世界最大級といわれる「シェイク　ザーイド　グランドモスク」の小塔を
イメージされたデザイン。
鮮やかなブルーガラスのボディはシンプルなデザインながらも、しっかりと設計。
手のひらに乗る小ぶりなサイズ感が、どのような方にも楽しんでいただける万華鏡です。


「ミナレットⅡ」と同じく、突出すべき点は、オブジェクトケース周りが４面ガラスで
４色の各々違う色合いのダイクロイックガラスでデザインされていること。
ミニサイズとは思えない複雑で美しい映像美がお楽しみいただけます。


光の差し込み方や、あたり方によって中の空間色彩も変化してくる
ダイクロイックガラス。
回す度に、色んな角度で入ってくる光に反応して表情が変わり、
その色彩の変化も光によるので予想がしにくい分、ハッと驚くほどの
色彩に出会えます。


回していただくと、さっきまで色を全く発色していなかった透明のガラスが
面によっては、突然ブルーの輝きを放ったり、またブルーだったと思っていた
模様が今度はピンク色に輝いたりと、、、


実は、オブジェクトケース周りを４色の違うダイクロガラスにしているだけでなく、
光が中に差し込んでくるオブジェクト自体もダイクロイックガラスを一つ一つ
丁寧にバーナーワークでデザインしているものを入れている点が、ありそうでなかなか無い素晴らしい着眼点なのです。






「絶妙なオブジェクトの配合センスと量がミナレットの真骨頂」


一見、オブジェクトが少ないように思われがちですが、これも舘川さんの意図するところ。
ギッシリ、びっしりとオブジェクトを詰め込んで入れてしまうと、光の透過率が悪くなります。
光が透過しないということは、オブジェクトによる影が強くなってしまいます。
影が濃くなると、光の反射率も悪くなります。
光の反射があればあるほど、色の変化も多彩な表情を見せてくれます。
まさに、ダイクロイックガラスの特性を最大限に生かした設計、配合、センスの高さが
この一本に濃縮されております。


また、光の透過率を最大限生かすことと、反射率を高めるにはオイルですと
この特性が生かしにくいため、ドライタイプとなっております。


中の映像は、２ミラーで底辺ガラス部分が黒ではなく、デコラティブな透明ガラスですので、
澄んだ透明感溢れる空間美となっており、ミラーのカッテイング、合わせに至るまで完璧。
美しい聡明なシンメトリー映像、そして光を味方につけて永遠に色あせない映像美を
楽しむことができます。



オブジェクトケース背面がブラックなので、ホワイトとは違い、引き締まった映像美となります。
メリハリの効いた美しさがお好きな方にお勧めです。



＊尚、このシリーズは中のオブジェクトの色味、バーナーワークのデザイン、
大きさの違い等で、同じ物は一つとありません。全て一点物となります。