冬に出逢える幸せ~静寂の中で佇む美しさ~
待望の最新作モデル、第3回万華鏡全国公募展
ハンディ部門「特別賞」受賞作家
館川 瑞江 「月光ゴブレット」のご案内
万華鏡全国公募展で、全国から優秀な万華鏡が集結し、大勢の万華鏡ファンからの審査と高評価で、見事に特別賞を受賞された館川さん。
この受賞作となったのが「雪明かりのゴブレット」そしてこの雪明かりのシリーズ夜バージョンである最新作「月光のゴブレット」が初登場です。
最新作の「月光のゴブレット」が他の雪明かりシリーズと決定的に違う点は
オブジェクトに偏光板を特殊に配合しております。
この偏光板の効果によって、光の強弱や白い光を充てていただくことによって
筒を回さずとも光の変化によって色彩がガラリと変化してくれます。
また、オブジェクトケース背面がホワイトですが、このホワイト部分を例えば
手で覆ってみますと偏光板のグリーンだけが浮かび上がるような感じで、夜の中で鮮やかなグリーンだけが幻想的な変化を楽しませてくれます。
また、夜のイメージの外観ですがボデイの上にいくにつれて、月の明かりで
ほんのり明るく濃いブルーにしている点も、非常にタイトルのごとく拘りを
感じさせるデザインとなっております。
しんしんと雪の降る森を見つめると
一頭の鹿がこちらを見ている
静けさの中にも、光輝く繊細な美しさがいつまでも永遠に・・・
宙吹きガラスのサンドブラストされたテクニックを駆使し、森の木々、鹿、雪の結晶がデザインされた素敵なボデイに、上質でマットな質感。
オブジェクトケース背面をホワイトにしていることにより、誤魔化しは一切効かない。
ホワイトにすることにより、ミラーのカット、合わせ等、全てがあからさまに見えやすい。
それでも、ホワイトバックにすることにより、美しいカラーが背面のホワイトと共存することによってでしか表現できない。
美しさを極限まで求めるが故に、と同時に難しさも共存してしまう。
敢えて、自分の表現したい理想を追い求めるべく、何度も試行錯誤や失敗を経て
じっくりと時間をかけ、丁寧に仕上げられた渾身の力作でもあり、逸品。
それが「月光のゴブレット」です。
2ミラー&8ポイントで幻想的で空間的な美しさが永遠に続くかのような映像となっております。
オイルの濃度も絶妙な濃度が研究しつくされていて、大きさとオブジェクトの重さを考慮してベストな濃度ですので、ゆっくりとした余韻を楽しめます。
下にいくにつれ、重心が重くなっている設計ですので立ててインテリアとして飾られても楽しめて、まさに外観、内観と非の打ちどころのない、素晴らしい万華鏡です。
館川さんの制作過程を下部にご紹介させていただきますが、いかに
「月光のゴブレット」が完成できるまで気の遠くなるような作業で完成しているかが、お解りいただけるかと思います。
雪明かりのシリーズより、さらにコンパクトな大きさにし、雪明かりでは3層であったサンドブラストをこの月光のゴブレットは6層にしておりますので、気が遠くなるような制作工程でやっと一つだけ完成したモデルです。
鎌倉ヴィヴァンが絶対の自信をもってお薦めできる名品といえましょう。
~館川さん、ご本人からの制作意図、メッセージ~
♦︎『月光のゴブレット』は
被(き)せの宙吹きガラスにサンドブラストで段彫りを施した作品です。
白を基調にしたくて冬の光景を表現しました。
眷属の鹿が立ち止まってこちらを見ている。
時間が止まったような静寂、柔らかい光、受け手によってその人にだけが感じられるメッセージのようなものを発信出来たらいいなと思っています。
♦︎吹き場での作業
宙吹きではギャファー(形づくりをする人)と二人三脚で制作します。
ガラスパウダーを被せたり、サイズを調整する時に2人必要な為です。
思わぬアクシデントが発生する作業でなんとか除冷窯に入れると、ほっとひと息できます。
♦︎サイズ調整の研磨
宙吹きが終わって除冷後、ボトムとトップを研磨し、高さの正確なサイズ調整をします。
♦︎サンドブラストで段彫り
被せたパウダーガラスを10段階ほどで削り落として段彫りしていきます。
少しずつ自分がイメージしたデザインが現れて来て楽しい作業のひとつですが
最後のテープを剥がしてブラストした時に、全てがバランスよく残っているようにするのがとても難しいです。
♦︎ボディ表面の研磨
ブラストで角が立ったところを手触りが良くなるまで、5段階ほど手作業でサンディングします。
無心に研磨しますが、1本に2日程かかることもあります。
♦︎万華鏡内部の作業
ようやくボディが完成し、ここからが万華鏡の肝
ミラーやオブジェの作業が始まります。
一つひとつ微妙に内部の幅や形が違う為、組んだミラーの固定治具も一つずつ違います。
底の覗き窓の位置も1点ずつ調整が必要で、型通りには出来ません。
オブジェはバーナーで手作りしたものとクリスタルなどの天然石を少量入れています。
完成した時は愛着がありすぎて手放すのが惜しくなります。
実は4年ほど前、『雪あかりのゴブレット』の前身としていくつかの宙吹きガラスの段彫り作品がありました。
同じ鹿をモチーフに『月光のゴブレット』という作品も作っていました。
難しいフォルムにこだわって変形してしまったり、重ねたパウダーガラスの相性により還元がかかってしまったり(変色する)
パウダーガラスを何色も使って複雑なため段彫りが失敗続きになったり、完成するのはほんのひと握りでした。
・安定した美しいフォルムにする
・還元を避ける為、ベースにガラスロッドを採用しパウダーとの間にクリアガラスを挟む
・還元を避け、段彫りの作業工程をシンプルにするため被せるパウダーを絞る
などの改良を重ねて、このデザインに行き着きました。
白に心惹かれていることもあり、被せるパウダーやオブジェクトセルのバックにも白を採用しています。
軽いボディが誰にでも受け入れやすいとは思うのですが、上部にオイル入りのオブジェクトセルを入れると上だけが重くなり、安定性に欠けてしまいます。
ボディ上部はガラスを薄く、足元は厚みを出して重くし安定するように作っています。
待望の最新作モデル、第3回万華鏡全国公募展
ハンディ部門「特別賞」受賞作家
館川 瑞江 「月光ゴブレット」のご案内
万華鏡全国公募展で、全国から優秀な万華鏡が集結し、大勢の万華鏡ファンからの審査と高評価で、見事に特別賞を受賞された館川さん。
この受賞作となったのが「雪明かりのゴブレット」そしてこの雪明かりのシリーズ夜バージョンである最新作「月光のゴブレット」が初登場です。
最新作の「月光のゴブレット」が他の雪明かりシリーズと決定的に違う点は
オブジェクトに偏光板を特殊に配合しております。
この偏光板の効果によって、光の強弱や白い光を充てていただくことによって
筒を回さずとも光の変化によって色彩がガラリと変化してくれます。
また、オブジェクトケース背面がホワイトですが、このホワイト部分を例えば
手で覆ってみますと偏光板のグリーンだけが浮かび上がるような感じで、夜の中で鮮やかなグリーンだけが幻想的な変化を楽しませてくれます。
また、夜のイメージの外観ですがボデイの上にいくにつれて、月の明かりで
ほんのり明るく濃いブルーにしている点も、非常にタイトルのごとく拘りを
感じさせるデザインとなっております。
しんしんと雪の降る森を見つめると
一頭の鹿がこちらを見ている
静けさの中にも、光輝く繊細な美しさがいつまでも永遠に・・・
宙吹きガラスのサンドブラストされたテクニックを駆使し、森の木々、鹿、雪の結晶がデザインされた素敵なボデイに、上質でマットな質感。
オブジェクトケース背面をホワイトにしていることにより、誤魔化しは一切効かない。
ホワイトにすることにより、ミラーのカット、合わせ等、全てがあからさまに見えやすい。
それでも、ホワイトバックにすることにより、美しいカラーが背面のホワイトと共存することによってでしか表現できない。
美しさを極限まで求めるが故に、と同時に難しさも共存してしまう。
敢えて、自分の表現したい理想を追い求めるべく、何度も試行錯誤や失敗を経て
じっくりと時間をかけ、丁寧に仕上げられた渾身の力作でもあり、逸品。
それが「月光のゴブレット」です。
2ミラー&8ポイントで幻想的で空間的な美しさが永遠に続くかのような映像となっております。
オイルの濃度も絶妙な濃度が研究しつくされていて、大きさとオブジェクトの重さを考慮してベストな濃度ですので、ゆっくりとした余韻を楽しめます。
下にいくにつれ、重心が重くなっている設計ですので立ててインテリアとして飾られても楽しめて、まさに外観、内観と非の打ちどころのない、素晴らしい万華鏡です。
館川さんの制作過程を下部にご紹介させていただきますが、いかに
「月光のゴブレット」が完成できるまで気の遠くなるような作業で完成しているかが、お解りいただけるかと思います。
雪明かりのシリーズより、さらにコンパクトな大きさにし、雪明かりでは3層であったサンドブラストをこの月光のゴブレットは6層にしておりますので、気が遠くなるような制作工程でやっと一つだけ完成したモデルです。
鎌倉ヴィヴァンが絶対の自信をもってお薦めできる名品といえましょう。
~館川さん、ご本人からの制作意図、メッセージ~
♦︎『月光のゴブレット』は
被(き)せの宙吹きガラスにサンドブラストで段彫りを施した作品です。
白を基調にしたくて冬の光景を表現しました。
眷属の鹿が立ち止まってこちらを見ている。
時間が止まったような静寂、柔らかい光、受け手によってその人にだけが感じられるメッセージのようなものを発信出来たらいいなと思っています。
♦︎吹き場での作業
宙吹きではギャファー(形づくりをする人)と二人三脚で制作します。
ガラスパウダーを被せたり、サイズを調整する時に2人必要な為です。
思わぬアクシデントが発生する作業でなんとか除冷窯に入れると、ほっとひと息できます。
♦︎サイズ調整の研磨
宙吹きが終わって除冷後、ボトムとトップを研磨し、高さの正確なサイズ調整をします。
♦︎サンドブラストで段彫り
被せたパウダーガラスを10段階ほどで削り落として段彫りしていきます。
少しずつ自分がイメージしたデザインが現れて来て楽しい作業のひとつですが
最後のテープを剥がしてブラストした時に、全てがバランスよく残っているようにするのがとても難しいです。
♦︎ボディ表面の研磨
ブラストで角が立ったところを手触りが良くなるまで、5段階ほど手作業でサンディングします。
無心に研磨しますが、1本に2日程かかることもあります。
♦︎万華鏡内部の作業
ようやくボディが完成し、ここからが万華鏡の肝
ミラーやオブジェの作業が始まります。
一つひとつ微妙に内部の幅や形が違う為、組んだミラーの固定治具も一つずつ違います。
底の覗き窓の位置も1点ずつ調整が必要で、型通りには出来ません。
オブジェはバーナーで手作りしたものとクリスタルなどの天然石を少量入れています。
完成した時は愛着がありすぎて手放すのが惜しくなります。
実は4年ほど前、『雪あかりのゴブレット』の前身としていくつかの宙吹きガラスの段彫り作品がありました。
同じ鹿をモチーフに『月光のゴブレット』という作品も作っていました。
難しいフォルムにこだわって変形してしまったり、重ねたパウダーガラスの相性により還元がかかってしまったり(変色する)
パウダーガラスを何色も使って複雑なため段彫りが失敗続きになったり、完成するのはほんのひと握りでした。
・安定した美しいフォルムにする
・還元を避ける為、ベースにガラスロッドを採用しパウダーとの間にクリアガラスを挟む
・還元を避け、段彫りの作業工程をシンプルにするため被せるパウダーを絞る
などの改良を重ねて、このデザインに行き着きました。
白に心惹かれていることもあり、被せるパウダーやオブジェクトセルのバックにも白を採用しています。
軽いボディが誰にでも受け入れやすいとは思うのですが、上部にオイル入りのオブジェクトセルを入れると上だけが重くなり、安定性に欠けてしまいます。
ボディ上部はガラスを薄く、足元は厚みを出して重くし安定するように作っています。
商品説明
素材:ガラス
商品仕様
製品名: | 「月光のゴブレット」(TM5036)特殊2ミラー・オイルタイプ |
---|---|
メーカー: | 舘川 瑞江 |
外寸法: | 高さ184mm |
製品重量: | 760g |