～透明世界へ
Riekoさんの最新作「Blossom」のご案内


数多く存在する万華鏡の中でも、透明感溢れるデザイン設計でスケルトンの
万華鏡世界を独得な感性で制作し、今や人気も全国区のRiekoさんが新たに
素敵な万華鏡を制作されました。







「Blossom」
Riekoさんの真骨頂といえば、「透明な世界」
ですが、今回ご紹介させていただく「Blossom」が透明で表現されているのはボデイ部分ではなく、オブジェクトケース背面。


Riekoさんのこれまでの筒デザインとは大きく違い、直線と四角で成り立つシャープな
デザイン。
覗き口に近いほうに、厚みのあるデザインにして立てて置いていただいても
安定感を感じさせる素敵な外観。


薄いピンク色のガラスに相まってタイトルも「Blossom」
このBlossomの意味はスロバキア語で「花」
皆さまがご存じのFlowerとBlossomは同じ花でも少し意味が違います。
Flowerは薔薇、チューリップなど一輪の花として見分けられるのがFlower


Blossomは桜や梅、果物の花といったように一輪一輪が小さく集合体として花とみなすものを意味します。
流石、Riekoさん。　と感心してしまうのはこのタイトルのように、Riekoさんが表現したい万華鏡は、花でもBlossomのイメージでオブジェクトをデザインしている点が、非常に
洗練されたセンスを感じさせてくれます。


また、透明な部分がオブジェクトケース背面の万華鏡ならば、多く存在しますがこの
「Blossom」がありきたりの万華鏡と大きく違う点として
背面が曇りガラスそして、それを最大限生かすようにミラーの一部を、ほんのりと薄いグリーンにし、透明感とイメージしたい世界感を美しく表現しております。


このほんのりとした透明感溢れるグリーンの内観は見たことがない方がほとんどですし、
Riekoさんならではの素晴らしい着眼点、アイデアです。






筒の外側から、光は入りませんがオブジェクトケース部分に差し込んでくる光だけで
筒の空間内が透明なグリーンの世界に包まれ、先端の映像がまるで花が咲くように変化してくれます。


変則２ミラーで、先端のシンメトリーを見ながら空間内に広がるピンク色の世界を楽しむことがでます。


一個、制作するのにとても時間を要しますが、特に今回ご紹介するこの作品は
デザインに至るまで、細やかに丁寧に仕上げられておりますので、非常にレアな作品といえましょう。